小説 その2
大地は急に見慣れた景色の部屋から見慣れない白銀の景色へと変わっていた。
地面に足の力を込めるとこれがすべて雪だということが分かった。
周りは全て雪なのに不思議と寒くはなかった。
服が変わっていることに今ごろ気付いた。
?「グルルルルルル」
後ろから重低音が聞こえ、その方向を見つめると、四本足で地を這う怪物がいた。
その怪物はこちらに振り向くと、そうするよう決めていたかのように異様に発達した前足を使って突進してきた。
大地は急に来たことと、運動神経の鈍さが重なって避けることは出来なかった。
が、しかし大地の頭にふと、ある名前が浮かび上がってきた。
その名前を見たのは確か・・・[ファミ通]だった。
その名前というのが、そう[ティガレックス]だ。
大地「ウワァァァァァァァァ!!!!」
大地はそのまま暗い谷へと落ちていった。