小説その10

マジかよ!!みたいな画像

「どうかしましたか?」
ドスギアノス以外を狩るクエストを受けていた…」
「受けていた?」
「上位ハンターさんの…“腕”…にゃ」
「え!?えぇ!?ううううでで!?」
「そうだにゃ」
「なんで!?なんでそんなところに!?」
この時にあの赤い物体の正体がやっと僕は理解できた
そう、ハンターの腕、人間の腕ということに
「うっ!!」
僕はとっさに口を手でふさいだ
ビチャビチャと手からはみでる液体が音を立てていた
「大丈夫かにゃ?」
心配そうにガイドさんは僕を見つめていた
「ハァハァ…すみません…もう大丈夫です。
 というかドスギアノスって強いんですね…。」
「いや、これはドスギアノスじゃないにゃ。
 これはもっと大きくて強いモンスターにゃ」
「そんな…。ん?」
僕は目を疑った。
「どうしたにゃ?」
「ガイドさん後ろーっ!!!!!!」
「にゃ!?」
ドゴオッ!!!
舞い上がる雪で僕は目の前が真っ白になった。
ガイドさんのいたところから雪は舞い上がっていた。