小説その11

マジかよ!!みたいな画像

「ガイドさん?ガイドさーーん!!!」
僕が叫んだその時に白く舞い上がった雪の中から何かが飛び出してきた
「ハァハァ…うるさいにゃ」
僕の前にその何かは着地した
「ガイドさん!!」
「にゃにもちゃんと名前があるにゃ」
「え?」
「“オリガミ”という名前があるにゃ」
「オリガミ…さん」
「来るにゃ!!避けるにゃ!!」
まだ舞い上がっていた雪の中から岩が飛んできた
「うおっ!!」
そして、遂に白い霧が晴れた
「そ、そんな…コ、コイツが…」
僕たちを襲ったのは…ハンターさんを腕だけにしたモンスターの正体は…そう“ティガレックス”だ!
しかし、僕が初めてこの世界に来たときに見た奴とは少し違った。
そのティガレックスは全身黒くて目と口の周りだけ赤色だった
「大地!!隙を見て逃げるにゃよ!!!」
「あ、はい!!」
ガァ、ガァーーーーーーッッッ!!!
あいつはその場でものすごい音で吠えた
「くっ!うるせぇ…!!」
僕はとっさに耳をふさいだ
「何してるにゃ!今が逃げれるチャンスにゃ!!!」
「うおっ!!」
僕はオリガミさんに引っ張られた。違うエリアまで。
「ハアハア…もう大丈夫にゃね」
「オリガミさん一つ聞きたいんですが…」